「ぱ・・・ぱふぱふって・・・!絶対嫌よ!なんて店なのっ!」
あの頃は楽しかった。子猫を助けたり、お化けの城を探検したり。
「お前、金が必要なんじゃないのか?親父の具合が悪いんだろう?」
「ふんっ、仕事なんていくらでもあるわ・・・!」
「少なくとも、この山奥の村に仕事なんていくつもないぜ・・・?」
一緒に指輪探しの冒険にも行った。
でも、選ばれたのはあの子だった。
決してあの子を恨んでなんかいない。でも・・・。
「ほら、お前なんかに用はないからさっさと行けっ!」
「わ・・・わかったわ・・・胸ではさめばいいのよね?」
今では、この山奥の村で―。父親の看護をしながら。きっといつの日か・・・
なんて来ないのよね・・・。
「おおぉー上手いじゃねぇか、そうそう、そうだよ。そうやって挟んで・・・次は・・・」
「きゃッ!なに脱がそうとしてるの!?」
「ここまでやったんだ、もういいだろ?なんだ?文句でもあるのか?」
「文句でもって・・・何やっても許されるとでも思ってるの?」
「あーあ、思ってるねぇ・・・。どうせ人生諦めてるんだろ?そんなお前にできる仕事なんて、こんな事位じゃないのか?ちまちま働いて親父の看病もする、そんな事できるのか?」
「・・・」
「おー、いい子だ。このサラサラの金髪。昔から憧れてたんだぜぇ。それに、胸もでかい。あんな○キがこんな大人な身体になるなんて思ってもいなかったさ。それに・・・ほぉー・・・美しい。すべすべだぁー!背中から尻まで全部すべっすべだなぁ」
「やめなさい・・・やめて・・・」
「これからは。この村で全員でお前を守ってやるから安心しろや。まぁ最初は尊重の俺だがな」
「いや・・・やっぱり・・・嫌っ」
「全部見せておいて、やっぱ嫌は、難しいだろう!これからはその裸でこの村を歩いてもらったり、町を歩いてもらったりもするんだからなぁ」
あの頃は・・・楽しかったな。なんで私を選んでくれなかったのー。
「では初物いただきます」
「あぁ・・・嫌っ・・・」