僕は、そんなに勉強もできなかったし、いわゆる隠キャという部類「だった」。
両親は離婚してひとり親家庭で、親と話こともなくひたすら一人で過ごしていた。
当時、周囲の同級生は、みんなキラキラして見えていて彼氏彼女と楽しそうにしていた。
そんな中、気になるクラスの子もいたし、勉強を教えてもらって仲良くなれたらいいなと思っていた。
ところが、勇気を出して声をかけてみたら、年頃の女の子だからなのか、
やっぱり隠キャの僕は相手にしてもらえず、むしろ、うざいと言わんばかりの接し方をされた。
・・・悔しい。。。いつか見返してやる。
そのためには、地位と名誉が必要。
がむしゃらに勉強を頑張って、今や大学の医学部の助教になった。
僕の目論見はここから。
医学部にいるインテリな女子をヘコヘコさせてやる。。。。
時を同じくして、親は再婚して僕にも義妹ができた。
歳が僕よりも下、しかも僕が務める大学の学生。
当然、義妹のインテリな幼馴染も大学にたくさんいる、
当然、僕が教鞭を取るところにも、だ。