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あらすじ
私、飛鳥千沙都は最近初めての彼氏が出来た。
彼氏の名前は秋人くんと言う。
秋人くんは同じ部活・・・文芸部の後輩で、凄く気が合って一緒にいると楽しい。
「・・・それでね、この前秋人くんにクッキーを渡したら凄く喜んでくれたんだその笑顔が可愛くて格好良くて・・・って、聞いてる?お兄ちゃん」
私は今、幼馴染みのお兄ちゃんに勉強を教えて貰っている所だった。
お兄ちゃんは弘人と言って、私より三歳年上のお兄ちゃんのような存在だ。
私達は小さい時からの付き合いで、私は彼の事をお兄ちゃんと呼んでいる。
「ああ、聞いてるよ。千沙は本当にその彼氏が好きなんだな」
お兄ちゃんはいつも面倒臭がらずに私の惚気話を聞いてくれるから、本当に優しい人だと思う。
そんなお兄ちゃんは女の子にモテているみたいだけど、本人は浮いた話一つ無いからきっと恋愛に関してはあまり興味が無いんだと思う。
そんな事もあって、私は安心して秋人くんの事をお兄ちゃんに話していたんだけど・・・。
「千沙、ちょっと休憩しないか?ほら、こっち見て・・・」
その声に顔を上げて、お兄ちゃんの方を見る。
すると、お兄ちゃんはスマホをこちらに向けてこう言った。
「催○、スタート」
その瞬間、強い光が視界を遮り、私は意識を失った。