[propeller]願いの欠片と白銀の契約者【全年齢向け】

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■ストーリー
「傀儡(くぐつ)」と呼ばれる人形がいた。
人間の社会に紛れ込み、世界の歴史を裏で操ってきた。
しかし、誰が何の目的で人形を生み出し、誰の意志で人形が動いているのかを知る者はいない……

羽白 光奈(はじろ みな)はどこにでもいそうな高校1年生の女の子。
最近の日課はお気に入りの人形館に通うこと。
人形館の奥におかれている「瑠枷(るか)」と呼ばれる一体の美しい人形に会うため、
光奈は足繁く人形館に通い詰めていた。

――そんなある日、光奈の世界は一変する。
人の世に紛れた人ならざる者「傀儡」を視認する力を持ってしまう。

実は「瑠枷」は世界の未来を左右する力を持つと言われる「ミマ」と呼ばれる存在で、
「瑠枷」と契約(共鳴)することで、光奈は「傀儡」を視認し破壊する力を得てしまう。
光奈は力を覚醒させたことで、
人の世界に紛れた「傀儡」を破壊(暗殺)する組織の一員に強○的に組み込まれてしまう。
普通の高校生としての生活を大切にしたい光奈はそんな理不尽な行為に反発するが、
彼女の意志とは無関係に、彼女の生活の中に「傀儡」は現われていく。
光奈と同じ組織に属するメンバーには、幼いながら天才的頭脳を持つ小学生ジェシカ、
華僑財閥に属する妖艶な美女・楊 麗鈴(ヤン レイリン)、
そして同じ高校に通う統神 璃子(すめらみ りこ)がいる。
光奈は彼女たちと共に「傀儡」と戦い、その中で彼女たちと仲間として絆を深めていく。
そして、謎の美女・高千穂 紗代(たかちほ さよ)の接触と、
親友の相沢 真琴(あいざわ まこと)が事件に巻き込まれた事で事態は急変する。

これは、傀儡と人間の戦いなのか? 光奈は自分の運命に困惑しながら戦っていく――

登場キャラクター

●羽白 光奈 (CV:福圓美里)
15歳。高校1年生。
本作の主人公。
公立高校に通う、ごく普通の少女。
幼い頃に父親を亡くし、母子家庭で育った。
小学生の頃から家事全般で母を助けるしっかり者。
一見すると頼りなく、放っておけない弱さが周囲の庇護欲をかきたてる。
しかし、その反面で、周囲の色に決して染まらない強固な無垢さがある。
その無垢さが周囲の人間の警戒心を解き、誰もが彼女に心を許してしまう。
学校帰りに人形館に通うようになり、そこで「瑠枷」と出会い、傀儡の争いに巻き込まれ、瑠枷と共鳴し四人目の契約者となる。

●ジェシカ・フランソワ・マグリット (CV:花澤香菜)
10歳。
イギリス人の父とフランス人の母を持つ白人の小学生。
父親は英国の外交官で、母親は著名なバイオリン奏者。
光奈の通う高校の近くにあるインターナショナルスクールに通っている。
両親はよく海外に出かけてしまい寂しいため、普通の家庭の生活に憧れている。
それが人を見下したような態度となってしまう。
多感ゆえに、周囲の人が抱えた悩みや寂しさや悲しさに無意識に共感してしまうところがある。
また、それを素直に「優しさ」という気持ちで表せず、そんな自分に苛立ちや自己嫌悪がある。

●楊 麗鈴 (CV:伊瀬茉莉也)
21歳。
若くして中華街きっての高級中国料理店のオーナー。
華僑財閥に連なる女性。
人形館の館主である楊 麗鳳(ヤン・レイファン)通称グランマの一人娘であり、この世界の事情に関しては幼い頃から母の英才教育を受けてきた。
だが、幼いころに起きたある事件が母親との間に傷を残す。
その時期から母親に対する反発心を抱くようになり、今に至る。
その傷が時として、彼女の感情の抑制を阻害する。

●統神 璃子 (CV:明坂聡美)
16歳。
光奈と同じ学校に通う同じ学年の少女。
町に住む誰もがその存在を知っているほどの由緒ある屋敷に執事と二人で暮らしている。
両親はいない。
無口で暗く、自分以外の世界に対して無関心。
学校でも友達を作らず、周囲とのコミュニケーションを拒絶している。
が、そこには彼女の家系に連なるある秘密が関係している。

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