学園に多額の出資を行う大規模製薬会社の子息として産まれた‘康太’。
これまで欲しいと思ったものは、何でも手に入れてきた彼が、唯一、未だに手に入れられない存在。
それが孤高を貫くヤンキー少女‘亜須奈’だった。
彼女を手に入れようと手を尽くしては敗れ、近づくことも出来なかった康太に転機が訪れる。
ヤンキー少女の見せた涙をきっかけに、難病に苦しむ彼女の弟と、特効薬となる薬の存在を知る。
弟のため、学園を辞め、身を売ってでも薬を手にしようとする亜須奈。
どこの誰とも知らぬ男の手に亜須奈が渡ってしまう。
手段を選ばない、選んでなどいられない。
康太は自らの生まれ、実家である製薬会社の力を利用し、薬を提供する代わりに亜須奈の存在を要求。
亜須奈を手に入れようと目論む。
弟のためならば全てを捧げる覚悟の亜須奈は、康太の要求を受け入れ、契約を交わすのだった。