お気楽SM小説。
アイドル活動をしていた大葉理菜は、夢破れて安アパートに引っ越してきた。ところがその部屋には霊が棲んでいた。霊は鈴木秋夫と名乗り、彼女へ入り込んでしまう。理菜は霊の彼によって支配され、淫乱マゾ肉便器へ堕ちていく。
【目次】
ゾクゾクしちゃう ターコイズブルー 壊れた人形のように 肉便器 吊し上げ 前科者 人形 漬け込む お散歩 スカアイドル 特訓 黄泉アイドル
73396文字
【本文の一部】
デビルスターワールドエンドを八ヵ月で潰したのは、私です。もう、それでもいい。ツイッターのタイトルをそうしてやろう。
なんかしないと完全に捨てられる。
ワケありなのだから、なにか出るのかもしれない。
「なんでもいいから出てきやがれ」
水道の水を飲み、そう言ってやった。
トイレに行くと、流れが悪くてゴロゴロと妙な音がして部屋全体が振動した。そういう意味のワケありなのか。
「だから、ちょっと下着はつけないでおこうね」
そう言って、トイレでおろしたパンツを完全に脱いでしまい、部屋に戻った。寒いのに。
「もう寒くないもの」
むしろ暑い。
そんなはずはないけど、頭がそうなってる。大葉理菜、完全におかしくなりました宣言でもするか。
「はじめまして。鈴木です」
これは悪い夢なのだろう。いろんなことがあって、私は混乱している。寝るのだ。朝になれば、すべては元に戻らないまでも、いまよりはマシ。朝になったら、ここに来る途中で見た喫茶店でモーニングを食べよう。やることはいろいろある。カーテンも欲しい。
「それから、ロープ。蝋燭。手錠もいいよね」
自分ががんじがらめにされて、苦しんでいる夢を見た。
朝。早く目が覚めていた。
全裸だった。
完全に、おかしくなったらしい。