HIGH:LAND

発情期の発作で学校を休んだマ◯ー。 それを体調不良として休んだと聞いた先生は彼女の部屋にお見舞いに来る。 普段会う場所より狭い部屋、近い距離に崩れる思考。 ―こんな事ダメなのに。 ―発情期だから、これは仕方の無いことだと自分に言い聞かせた。...

大切な人を続けざまに亡くしていった先生は昔のような笑顔を見せることは無くなった。 壊れて、崩れて、消えてしまいそうなあなたを繋ぎ止めるのが「私」の存在意義なのかもしれない。 確定した過去からは逃れられない。 ―ふたりぼっちの逃避行。 寂しさ...

「嘘、偽り、答えを誤魔化してきた」 「それでも彼女と、彼女を心の底から愛している」 シャーレに訪れたユ○カは先生が○アに愛をささやく様子を目撃してしまう。 揺さぶられた感情はユ○カと○アの間に見えない亀裂を作る。 音信不通となった2人を憂う...

卒業式を迎えたミ○は思い出のプールへと先生を呼び出した。 ――互いの鼓動の音が聞こえるほど近いのに、すごく遠い。 ================================================= ・本文19p+奥付1p+表...