紐マイクロビキニ部のえちえち立ち絵が見れなくなるからな!
「お兄ちゃんは、わたしとイチャイチャしたいんだよね? だったら――」
「待て妹よ。俺にはその選択はできない……」
「……お兄ちゃん?」
俺は妹にそう告げると、妹の肩に手を置いて真剣な眼差しで語りかけた。
「お前の気持ちはとても嬉しい……。だけどな、お前をそんな風に扱うことはできないんだよ!」
「……えっ!?」
「お前がどれだけ望んでも、俺はお前の兄だ! 血を分けた兄妹なんだぞ! だから、俺はお前のお兄ちゃんとして、お前のことを妹として扱わなければならないんだ!!」
「そ、それじゃあ……、今までみたいに仲良くできないの?」
「ああ、そうだ。残念だが、お前とはもう一緒に寝ることもできないんだ」
「うぅ……、ぐすんっ……」
俺の言葉を聞いた妹は瞳に涙を浮かべながら顔を伏せてしまった。そして――、
「やっぱり、わたしなんかよりお姉ちゃんの方が好きなんだね……。わたしのことなんてどうでも良かったんだね……」
そう呟くと、トボトボとした足取りで部屋から出て行ってしまった。
「ごめんな妹よ。だけどこれも、お前のためなんだ」
俺は部屋の扉に向かって頭を下げると、スマホを手に取ってゲームアプリを開いた。
「ふーっ、スッキリしたぜ!」
俺はやり切った感を胸に抱きつつ、ベッドの上で横になった。すると、
『ピコーン!』
突然、メッセージが届いた音が鳴り響いた。
「おっ、誰からだ?」
俺は起き上がるとスマホを確認した。するとそこには、妹からのメッセージが表示されていた。
【お兄ちゃんへ】
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