隠れオタクとして人畜無害な好青年を演じてきた公務員・湊が念願のマイホームを建てたのは、かつては山だった過疎の土地。
「ホームシアターでがんがんアニメ観まくるぜ!」
ところが地下室を作るために掘ってみると謎の祠が。
「儂はナル。かつてこの一帯を守護していた妖狐じゃ」
ある日、その祠から狐の耳と尻尾を生やした巫女さんが現れて平穏な生活は一変。
「膝枕をするのじゃ。耳掻きをするのじゃ。尻尾のお手入れをするのじゃ」
黄金色の尻尾をもふもふしつつ、だらだらイチャイチャしながらまったり二人暮らし。
「地下室は暗くて狭くてじめじめしてて最高じゃのぉ」
日がな一日だらだらアニメ観賞に明け暮れるダメ巫女との、ゆるくて甘くてちょっとエッチなスローライフ。
「ダメじゃ、尻尾をもふもふしながらするのはダメなのじゃあ!」
現代の狐の嫁入りはこんな感じなんです!?
キャララフなども収録。
小説:青橋由高、イラスト:稍日向。
文庫換算で約140ページ。モノクロイラスト2枚、ハーフサイズイラスト2枚。