[FAT]渇欲の実2

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北の国で4人の不良グループに監禁され、1か月にわたって逆輪●された修也。

その中の一人に助けられやっと脱出できたが、予定より1か月遅れてしまった。

残る時間は11か月。

子供のころから「本土には恐ろしい巨人たちが住んでおり、争いが絶えない。」と言い聞かされていた。

しかし、ここを通らねば目的とする九州までは行かれない。

愛するエレナの病気を治すために必要な薬草がそこにある。

子供のころから思ってた想像と違い、北海道と同じように道や建物が普通にある。

ただ一つ一つがとてつもなく大きい。

一日歩き続け、空腹に耐えかねた修也。

お店はあるが、もちろん入るわけにはいかない。

暗くなってから、民家の庭にあるミカンの実や野菜を狙っていた。

「なにしてるの? 後ろから声をかけられた。

見つかった! と思うと同時に女性?という疑問。

「巨人」イコール「凶暴な男」と思い込んでいたからだ。

恐る恐る振り向くと、そこには3メートルぐらいの目を見張るほどきれいな巨人がいた。

身体の中から沸き起こる恐怖と興奮が修也を襲う。

本編57分

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