ずっと家に引きこもっている不登校少女、コトト。
コトトのクラスメイトである「あなた」は、学校に来ないコトトの代わりに、宿題を届けることになります。
「こんな面倒なことに巻き込んでしまって、ごめんなさい……」
「あなたの時間を、奪っているように思えて」
「……ごめんなさい」
コトトは、わざわざ家まで来てくれるあなたに対して、とても負い目を感じています。
自分に自信がない上にずっと一人だったコトトは、会話がとても苦手。
「えっと、えっと」「あの、あの」「ごめんなさい」が口癖。
褒められたり優しくされると困ってしまいます。
「学校、という空間が嫌いなのです。イヤな思い出が蘇って……息をするのが、苦しくなるのです」
「けれど……あなたとの会話は、不思議なことに、息苦しさがあまりないのです」
少しずつ……本当に少しずつですが、コトトはあなたに心を開いていきます。
電話でお話したり、一緒に宿題をしたり、みかんを食べたり……。
「私たち、いつの間にか、毎日会うことが当たり前になっていますね。……って、宿題は毎日出るから、当然ですよね」
「学校には行きたくないけれど、あなたには会いたいって、ワガママですね」
自分に自信がない〇さな女の子と過ごす、温かで穏やかな物語。
「どこに連れて行ってくれるのか、楽しみですよ」
トラックリスト
シーン1 はじまりの宿題 (5:45)
シーン2 たくさんの宿題 (8:47)
シーン3 おすそわけ、です (9:18)
シーン4 少しでいいからお話したくて (6:05)
シーン5 数年ぶりの電話 (10:59)
シーン6 引きこもり少女の部屋 (6:52)
シーン7 あなたがくれた恋の宿題 (14:16)
シーン8 エピローグ。そしてプロローグ (1:55)
計63分57秒
おまけのフリートーク (4:46)
体験版でシーン1を全て試聴することが出来ます。
CV 和鳴るせ様 )
イラスト 柴犬きせつ 様 )
台本 くろっく )