少し前に民族学者として調査に行った
草原の狼耳民族族長から手紙が届いた。
「困ってる。助けて」
ひどくシンプルな文章。
いかにもあの寡黙な民族らしいものであったが助けてとは穏やかではないな。
早速一週間の道のりを経て集落に向かう。
「族長、お久しぶりです。困りごととは?」
「よく来た。これで安心」
「いえ、まだ何もしてないです。お手伝いできることなら何でもしますが…」
「ん、何でも?」
「ええ、私にできることならば」
「うむ、皆の衆、婿が来た」
族長のその言葉に密かに聞き耳をたてていた集落の
民たちから黄色い悲鳴があがった。
「え、なんですか婿って!?」
「見ての通り、この集落には女子しかいない」
「それはまあ、はい」
「前に来た時、全員がお主に一目惚れした」
「全員、ってもしや」
「わたしもだ。お主はいい匂いがする。皆もそう言ってる」
「ええーっ!?」
こうして私は草原の狼耳民族と暮らすことになったのだった。
ちなみに族長は見た目お子様だが成人しているそうな。
あと案の定このあとめちゃくちゃ繫殖活動した。
画像サイズ
1024×1536px 計353枚
ファイル形式 jpg
※サンプルは自主規制のためモザイク処理を行っております
※本作で登場する人物は全てフィクションです。
※本作はstable diffusionで生成し、加筆修正したものです。
※本作登場狼は全て成狼済みです。
※こちらの作品はAI生成画像です。手足指の乱れが生じている場合がございます。