【小説・ノベル】
主人公・相馬航は社内で憧れている人がいた。その人は島川絵梨。どんなイケメンでもフるという難攻不落なところから『高嶺の花』と呼ばれている。
航もそういう絵梨を見て住む世界が違うと思い、今まで関わることはなかった。
ある週末、航が幹事の同期会にその高嶺の花である絵梨が珍しく来たのだ。
男性陣は全員が絵梨のところへ行き、女性陣は暇を持て余していた。そこで、航は女性陣のところへ行き、用意した話を披露するのだった。
こうして同期会で二人は交わることはなかったが、終了後に航が一人になった時、絵梨が声を掛けてきたのだ。
飲みに行こうと言われて断る奴なんかいるわけない。二人の共通の話題も見つかり大いに飲み会は盛り上がった。しかし、絵梨の終電が終わっていたのだ。
航はいろいろ考えた末に、「俺の家に来る?」と提案した。絵梨は戸惑ったが、「やましいことは一切しない!」という航の熱弁で、結局家に行くことにする。
すると、航は本当に何もせずに寝てしまい、いろいろ覚悟を決めた絵梨はガッカリし、怒ってしまうのだった。
そして、翌日に二人が顔を合わせた時、絵梨は「今日、泊りに行ってもいい?」と言い、リベンジを狙う。
仕事が終わって二人で軽く飲んだ後に家に帰ると、絵梨はビールを一気飲みし、その勢いで航にもたれかかったのだ。
その様子を見て、手を出してもいいのかどうか・・・と航が悩んでいると、「(手を)出してもいいよ・・・?」「相馬くんだったら、私はいいよ?」と絵梨は言い、航の理性を崩壊させていくのだった・・・