【小説・ノベル】
主人公・夏目航平はとにかく昔から存在感が薄かった。学校に登校しているのに休みだと勘違いされたことが何度もある。
ただ、幼馴染である鮫島・セシル・美彩だけは、昔から必ず航平を見つけることができた。かくれんぼでも航平は全戦全敗だった。
幼馴染として航平と美彩は大学まで一緒に過ごしてきたが、その関係は徐々に変化しつつある。
美彩は、その類まれなプロポーションを活かして読者モデルとして活動を始めた。
美彩がより一層人気になっていく中、航平は相変わらず存在感の薄い地味な学生のままだった。
そんな時に美彩が久我先輩に告白されたと航平は聞いた。久我先輩はあまり良い評判の男ではない。
美彩を守るため、美彩の隣りにいるため、航平は美彩に告白することを決意する。
しかし、告白前に美彩と美彩の友達との会話を聞いてしまう。
美彩が久我先輩をフッた言葉は「経験人数100人以上の男じゃないと無理」という内容だった。
それを聞いた航平はショックを受けるも、美彩に相応しい男になろうと『百人斬り』を目指すことを決めるのだった。
『百人斬り』をターゲットにした航平は、美彩との距離を取り、余所余所しくなる。
それを不思議に思った美彩は航平の後をつけると、なんと合コン通いをしていたのだ。
そして、ようやく航平に後輩を『お持ち帰り』するチャンスが訪れるが、そこに美彩が現れるのだった。
航平と美彩は話し合い、そこでようやく二人が誤解をしていたことに気づく。
その後、改めて航平は美彩に告白をして、受け入れられるが、後輩ちゃんを絡めたいろんな騒動が始まっていく・・・