[東山しをん]消えたクラスメイト 東山しをん 2024.10.30 続きを見る 旧校舎の階段を上るボクの足音が、不気味な静けさを破る。 手には懐中電灯の唯一の光。 「ここが、吉岡から聞いた鏡のある場所か…」 鏡の前に立つと、ボクの心臓の鼓動が唯一の音となる。そして、3時33分33秒の刻が迫る。 合わせ鏡の儀式を終えると、鏡の中にはボクだけでなく、ぼんやりとした人影が。 それは、幽霊となったかつてのクラスメイトの女の子。 恐怖と好奇心が交錯する中、この世とあの世を繋ぐ禁断の対話が始まる。 全24ページ(漫画本編20ページ) 続きを見る