「――というわけで、先生には主に生活指導をお願いしたいのです」
ブッー!
オレはおもわずお茶を吹き出してしまった
三角メガネのお局先生に、生徒たちの生活指導を依頼されたからではない
ふと外に目が行ったときに、セーラー服にふんどし一丁といういでたちの少女が、校庭をキーン!と駆け抜けて行ったからだ
それに、きつね色したフワフワモフモフの耳、そしてしっぽ
「ご存じでしょうけど、わが校の生徒たちは、ケモミミ族の子女たちです」
お局先生は眼鏡をふきふきしている
しまった、お茶がかかってしまったのだろうか
「ケモミミ族は―― ご存じないかもしれませんが、あまり衣服を好みません」
邪魔だと思ったらところかまわず脱いでしまう、なんて聞いたことがある
さっきの子がふんどし一丁だったのも、スカートが邪魔に感じたからだろうか
ていうか、スカートが邪魔、って…
「そこが私たち人間とは異なる点ですが、もう一つ… 困った点がありまして」
お局先生はなにか言いづらそうだ。気のせいか顔も少し赤い
「春から夏にかけて、発情期を迎えるのです。ところかまわず嬌声を上げたり、性行為の真似事を始めたりと…」
ようするに、サカっちゃうということか
ケモミミ族は、オレたち人間が思うよりも、動物に近いんだな
お局先生はコホンと咳ばらいをして
「それで先生には―― 彼女たちの、『性』活指導をお任せしたいのです」
それは前にも聞いたが、とりあえずだまって話の先を待つ
「発情は、感染します。あっという間にクラス中に、そして学校中に広がっていきます」
…
「大惨事になりかねません」
…
「ですから、発情した生徒を見かけたら、すぐに『処理』を行っていただきたいのです」
☆『処理』って何?ご想像のとおりですけどね!詳しくは体験版マンガを見てね!☆
*収録画像は全て画像生成AIで生成・出力したものです。生成AI特有の乱れがありますことをご了承くださいませ
*登場人物はすべて18歳以上の成人です