ぼんやりしたコンクリート階段の途中、たぶん半永久のような地獄の中にいたはずである。
現実的な苦しみも確かにあった。
何も知らないような白い下着の女子はただ純粋に上りきった・・・。
平然とした顔で当たり前の日常。
階段の上、木の屋根の小屋。テーブルの上のティーカップでひと休憩すると、草むらの向こうからこげ茶色っぽいトレーナーを着た女性が一人・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
・・・・それは交差点の少し手前、ビジネスホテルで見た短い夢と似ていた・・・・・。
階段は一度上ると戻れない・・・・甘いものではなかった。
彼女はジーンズの裾をつまんで意気込む。こちらへ来た女子・・・・。
エッチな小説。
約3300字。
60ページ。