・総ページ数
全72ページ
・あらすじ
「行ってらっしゃい!」
「行ってきます」
旦那と結婚してから、このやりとりをするのが幸せ。
やっぱりこの人と結婚して良かったな。
私のことを一番に考えてくれて、ちゃんと二人の時間を大事にしてくれて……。
こんな人と一緒になれたのが嬉しい!
だから、私もちゃんと家事をして、この人の待つ家を守らなきゃな。
ピンポーン……。
掃除機をかけ終わって一息ついていると、インターフォンが鳴った。
(なんだろう……?)
通販は頼んでないし、町内会の人かな……?
「はーい」
念の為、モニター越しに応答する。
「宅配便でーす」
映ったのは作業着を着たお兄さんだった。
もしかして、旦那が何か頼んだのかな……?
一応、受け取っておこうかな。
「はーい」
鍵を開けてドアノブを押す。
その途端すごい勢いで扉が開かれて、思わずつんのめってしまった。
そして前にいた誰かの胸の中に飛び込んでしまう形になる。
強い男の人の匂いに、思わず慌ててしまう。
「すみませ……」
咄嗟に飛び退こうとした手を捕らえられる。
やばい、と思った時には遅かった。
がしっと腰をつかまれて、家の中に押し戻される。
その人は後ろ手で扉の鍵を閉めた。
「っ……」
恐怖で声も出ない。
どうしよう。どうしよう。
頭の中が混乱しているうちに、私は男の人に抱きしめられていた。
「はぁ、はぁ……」
荒い息が耳元で聞こえる。
怖い。旦那に助けてもらいたい。どうしよう……!
助けを呼びたかった。
でも、スマホはリビングに置いてきたままだ。
引き離そうと抵抗しても、とんでもなく強い力で抑え込まれてびくともしない。
「や、やめてくださいっ……」
なんとかそれだけ言うが、男の人は聞こえていないようだった。
「ふーっ、ふーっ……」
明らかに興奮した息をしている。
まずい。このままでは……!
しかし助けを求めようにも頼みの綱の旦那は仕事中で……
愛の巣で男の情欲のままに犯●れ尽くし、濃厚精子を子宮に宅配托卵されてしまう……