[生命倫理相談所・反出生主義研究会]小説で学ぶダブルバインド:続『ひよこでもわかるダブルバインド』

[生命倫理相談所・反出生主義研究会]小説で学ぶダブルバインド:続『ひよこでもわかるダブルバインド』
[生命倫理相談所・反出生主義研究会]小説で学ぶダブルバインド:続『ひよこでもわかるダブルバインド』

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まえがき

本書は拙著『ひよこでもわかるダブルバインド: 役に立つ心理学理論を学ぼう』の続編とでもいうべき電子書籍である。『ひよこでもわかるダブルバインド』は極めて短い文章でダブルバインドを端的にまとめたため、詳しく学びたい方には物足りなかったのではないかと反省している。
 そのため本書は、字数を1万字程度まで増やすと共に、キャラクターの対話を下にわかりやすくダブルバインドを学べるようにした。また重要な箇所は引用をしっかり使い、引用元をたどって勉強できることに配慮した。
 特にダブルバインドの活用法などに関してはインターネット上に情報があふれているので、本書で引用したホームページを優先的に見ていただくことで理解を深めることも可能である。
 ダブルバインドは無意識で使うことで相手を苦しめることもあるし、相手を上手くコントロールできることもある。逆にダブルバインドをされることはとても苦しいことだ。本書を読み、ダブルバインドを上手く活用できるようになることを祈っている。

著者略歴

水島 淳
 1991年生まれ。大正大学大学院文学研究科修了(文学修士)。小説、論文、学術書からエッセイまで幅広く執筆活動を行う文筆家。学術的専門は生命倫理学、宗教学。現在は反出生主義研究会を主宰し、反出生主義の研究を中心に行っている。論文として「アニメ『ミュウツーの逆襲』と反出生主義」があり、研究随想として「反出生主義の精緻化と〈生まれてこない方がよかった〉という嘆きのケアを考える」がある。電子書籍は『ひよこでもわかるダブルバインド: 役に立つ心理学理論を学ぼう』など多数。
※お仕事の依頼などはリサーチマップ記載のメールアドレスから。
https://researchmap.jp/j_mizushima

なのめーとる
 2006年生まれ。哲学や倫理学、宗教学に関心があり、今はショーペンハウアー哲学や生命・医療倫理学の研究をしている。他に、模擬授業企画の運営や和歌集の翻訳、数多の思想を探す旅など、活動領域は謎に広い。自称「古今東西の思想オタク」。反出生主義研究会所属。X(旧ツイッター):@Nanometre_i

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