作品内容
死国復活の時が近づく。膨大な死者が蘇れば地上が滅びるのは間違いない。
劣勢に立たされたオメガスレイヤーだが、蒼空の光天使として蘇ったオメガエンジェルを筆頭に最終決戦へと挑む。だが迎え撃つ死者の軍団の戦力はあまりに高い―――。
神にも近い強さを持つ〝根苦露〟との最終決戦を描きました。
長く続いた〝根苦露〟編もこの死国編後編で決着を迎えます。あらすじや人物紹介などを載せていますが、できれば死国編前編から合わせて読むことをオススメします。
いつも通りリョナ&ヒロピンはもちろん、物語としてのラストにもこだわりました。
今回も九梨桜さまの美麗なイラストとともにどうぞお楽しみください。
カラーイラスト、表紙1枚プラス挿絵7枚。
総文字数、約13万6千文字。
この作品の特徴は……
・性的、暴力的な内容を多分に含みます。闘うヒロインのピンチが主テーマです。
・「鋼鉄の少女」的なマントヒロインがキャラモチーフですが、内容は妖魔との闘いを描いています。
・あらすじや登場人物紹介などで配慮していますが、「前編」から読んでいただくとより楽しめるかと思います。
・前日譚「カウント5」と「第0話」をpixivやファンティアにて無料公開していますので、作風のサンプルとして利用いただければ幸いです。またファンティアの会員さまには毎月最新作を公開しています。
pixiv https://pixiv.me/kusamune
ファンティア https://fantia.jp/fanclubs/1770
登場人物紹介
《蒼空の光天使 オメガエンジェル (=四乃宮郁美)》
最強である光属性のオメガスレイヤー。21歳。163cm、48kg。
姉・天音より光のオメガスレイヤーを受け継いだ美しき女子大生。セミロングの茶髪は、変身時にはプラチナブロンドへと変わる。聖司具馬に恋心を抱いているが、郁美を危険に巻き込みたくないと考えた司具馬が姉を選んだため、複雑な心境に陥っている。
京都での那魅を中心とする〝根苦露〟との闘いに敗れ死亡。空属性のオメガ粒子も得て、白銀の光天使改め蒼空の光天使として生まれ変わった。
必殺技:didit(ディドィット)、威風輝(いぶき)、ホーリー・スコープ、
Dance in the moonlight(DIM)、ストーム・ダッシュ、裁きのミョルニル
《紫黒の蹴天使 オメガフェンリル (=浅間萌音(あさまもね))》
かつて紫雲の空天使オメガペガサスだったアスリート少女。1〇歳。163cm、51kg。
右側だけリボンで束ねた髪と、セーラー服+ブルマのようなコスチュームが特徴的。
元U18サッカー女子日本代表に選ばれるほどの高い身体能力を持つが、那魅に敗れて仮死状態に。その後あえて粗悪なオメガ粒子を使って、体術に特化したオメガフェンリルとして蘇った。足技が得意。
性的な刺激に敏感という弱点はあるが、高いポテンシャルをついに開花させ亡き姉の翠蓮が認めるまでに成長した。打倒黄泉を果たすため、特訓を重ねた秘密兵器。
必殺技:ヘルズ・ショット【モード:ケルベロス】【モード:ガーゴイル】【モード:ユニコーン】
《瑠璃の水天使 オメガマーメイド (=水城菜緒)》
水を自在に操るお下げ髪の女子高生。1〇歳。161cm、48kg。
母や祖母も水属性のオメガスレイヤーを務めたエリート一門出身の優等生。スレンダーな肢体の正統派美少女だが、怒ると口が悪くなる。
先代である水のオメガスレイヤー・藤村絵里奈を深く尊敬し、キスも交わす間柄だった。
合理主義な一方、体内に水を溜めるボンベを埋め込むなど、闘いのためには平気で無茶をする面もある。
水流を糸のように細く出して操る「水蜘蛛糸」シリーズの技を得意としている。
必殺技:水蜘蛛糸のワイヤーソード、水蜘蛛糸のマリオネット、水蜘蛛糸のヘッジホッグ
《紅蓮の炎天使 オメガフェニックス (=甲斐凛香)》
ショートヘアで活発的な乙女。19歳。158cm、51kg。
「征門二十七家」のなかでも名門の甲斐家の令嬢。父は「五大老」のひとり。母親は中国大陸の出身者のためか、少し語尾がカタコトになる。豊満なプロポーションを誇り、特にバストの美しさは芸術的。
炎を操る能力を持つが、それ以上に中国拳法をベースとした格闘術のエリートで、小柄ながら徒手での戦闘は最強とも言われている。
〝根苦露〟の副官・牛王との闘いに敗れ、現在は奴隷のような扱いを受けている。
必殺技:炎舞・撃、炎舞・大壊、炎舞・改、炎舞・衝、炎舞・解錠