[エムー海洋]失恋サンタが再び恋に落ちるまで

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●ストーリー

20XX年
世の中が完全女性社会になりつつあった時代ー
権力を持つ女性たちが望む完全女性社会を実現するため、政府は新たに『男税』を創設した。
『男税』は男であるだけで所得の70%を納税しなければならず、ほとんどの男はまともな生活をおくることができなくなってしまった。

そんな男たちの苦しみを想像することもなく、すみれは日々の生活を順風満帆に過ごしていた。
しかし付き合っていた男(超大金持ち)に、クリスマスイブの前日に振られ自暴自棄になってしまう。

繰り返される失恋の痛みから、逃げるようにサンタのコスプレをして働くすみれだったが、彼女にはもう一つの楽しみがあった。
それは、自分よりも惨めな男との出逢いだった。

ーこれは失恋サンタが再び恋に落ちるまでの物語であるー

●キャラクター紹介

【すみれ】
人徳があり人思いな性格だが、恋愛経験は浅めな美女。
権力のない男に対してそれほど差別意識はしておらず、無関心。
付き合っていた彼氏にクリスマスイブの前日に振られてしまい自暴自棄になってしまう。

【靴磨き職人】
世の中が完全女性社会に近づくにつれ、権力を失ってしまった男の一人。
所得を誤魔化すため、路上で靴磨きをして働いている。
生活をするのが精一杯で、生きるためにプライドを捨てた。

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