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あらすじ
俺の妻、黒崎結海。
結婚して3年目。小さい頃からずっと一緒で、昔はよく泣かされたりしたっけ。気が強くてマジメすぎるきらいがあるけど、俺にとっては一緒にいて落ち着く大切な彼女だったんだよな。
物心ついた頃にはもう一緒に過ごしてて、中学でも高校でもずっと同じクラス、なんだか当然みたいにそのまま結婚したっけ。ウェディングドレスの結海はおとなしくてやけに綺麗でなんだか別人みたいだったなぁ。
もちろんお互いが初めての相手で・・・だから結海は俺以外を知らないし、俺は結海以外を知らない。俺にとってちょっとコンプレックス。
彼女は隣の奥さん、小金井アゲハ。
何歳くらいなんだろう?俺より年上なのはわかるけど・・・。いつも愛想の良い華やかな美人で、若い頃は六本木の夜のお店でナンバー1だったらしい。いつも明るくて優しくて綺麗なナマ足を出していて、いったいどうやって小金井さんはこんな高嶺の花をゲットしたんだろ。
それにこの巨乳だろ、いけないとは思いつつついつい見ちゃうんだよな・・・。とにかく、俺の妻の結海とは全然違うタイプ。
なんでこのふたりが一緒にいるのかというと・・・
「小金井さん、本気ですか?お互いの妻を一晩交換するなんて・・・」
「今更、冗談なんていう訳ないだろう?奥さんを貸してもらうんだからうちのも君に貸さないと悪いじゃないか」
隣に住んでる小金井さん。アゲハさんの旦那さんだ。俺に一晩の夫婦交換を持ちかけてきた張本人。ある理由があって、俺と結海、小金井さんとアゲハさんはパートナーを交換してセックスすることになってしまった。
「私は反対だからね。まったく、頭おかしいんじゃないの」
呆れたようにため息をつく結海。
結海はこの話に反対なのだ。真面目で堅物の結海にとっては、夫婦交換なんて全く有り得ない話なのだ。散々ゴネて、泣いて、結海を納得させて今日この日を迎えるのは大変だった。
「でも、結海ちゃん。子供が欲しいんだろう?」
小金井さんにそう言われてうつむいて悔しそうに唇を噛む結海。
結海は子供が欲しいのに、なかなか兆しがないのだ。女性は絶頂すると妊娠確率が上がるという。実は結海は俺とのセックスでイったことがないのだ・・・。
俺とのセックスでイかない結海は、小金井さんとセックスしたらもしかしたらイけるようになるかもしれない。そんな一縷の望みをかけて、結海は渋々この夫婦交換の話をOKしたのだった・・・。
それがまさか、あんな結果になるなんて・・・。