[蕗小屋]栗毛の鉄砲玉1

あらすじ

今日も待ち合わせに遅刻したバーで、宇佐見蓮子はむくれるマエリベリー・ハーンをなだめようとしていたが、突如店に乱入してきた暴漢にメリーが幻影投射能力を使ったことをきっかけに、逃げ込んだトイレから異界に迷い込んでしまう。落ちた先で、蓮子は獣の顔を持つヤクザたちに取り囲まれ、あわやというところで黒い翼をもつ妖怪に助けられたが、メリーとはぐれてしまった。敵対組織に捕まるところだったという黒い翼の妖怪は驪駒早鬼と名乗り、ここが動物霊の住まう畜生界であること、自分はここでヤクザの組長をしているというのだった。蓮子ははぐれたメリーを助けたいと早鬼に言うものの、鬼傑組に捕まったであろうメリーを助けるためには、ただの人間では無理だと告げられる。しかし早鬼は続けざまに助けてもらったお礼だと言って、蓮子に妖力を注ぎ眷属とし、勁牙組の組員としてメリーを探す案を示す。背に腹は代えられない蓮子は、眷属となり勁牙組の鉄砲玉になることを決める。
　ケンカして、エッチして、生やして生やされて舐めて出して、ご飯食べて酒のんで。
　獣臭たちこめる畜生界からメリーと現世に帰るために、宇佐見蓮子がひどい目にあいながら、勁牙組のケモノたちと頑張るお話。

その他

本作品はPixivに投稿している東方project二次創作作品を、加筆修正し、文庫本風に編集しまとめたものです。
スマホでの閲覧を想定しています。
約380ページ　97000字ほど。

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