それは、二人の美少女とって特別な夏の始まりだった。
夏休み、キラキラと輝く水面。少女たちはプールサイドにいた。
クールで静かな雰囲気の持ち主の女の子と、明るい性格、元気いっぱいな女の子。
幼なじみの二人は、幼少期からいつも一緒だった。
仲良くプールの縁に腰掛け、足を水に浸している。
「水が気持ちいい!」
「ほんとだ!」
二人は笑いながら、ゆっくりとプールに入った。
「冷たくて気持ちいいね。」
「うん!やっぱり夏はプールだよね!」
二人は水中で手をつないで、一緒に浮かびながら、爽やかな風を感じている。
「ねぇ、ずっとこうしていられたらいいのにね。」
「そうだね。私もそう思うよ。」
その瞬間、手が頬に触れる。
「私…ずっと好きだったんだ。」
心臓がドキドキと高鳴る。ずっと一緒にいた幼なじみから、突然の告白に驚きと喜びが交錯する。
「私も…」
言葉が詰まり、目が潤んだ。
「私も、好きだった。」
そう言い終えると、二人は自然と引き寄せられるように顔を近づけ、そっと唇を重ねた。
プールの水面がきらめき、二人の心を映し出すように揺れていた。
二人の他に誰もいない静かなプールで、お互いの温もりを感じながら、永遠に続くようなその瞬間を心に刻んだ。