ドンの瞳に魅入られるしのぶ。「ああ……なんて……ここちいいの」
悪鬼に家族を殺された、女忍者の復讐譚!
悪鬼–
この国にはかつてそう呼ばれた魔物が住んでいた。
悪鬼は人を喰らう。
しのぶは小さいながらも一国の姫だった。
しのぶは、父、母、兄から愛情を受け、領民から慕われていた。
そんな幸せな日々を悪鬼が奪う。
ある日、しのぶがイセ参りから返って来た時ーー
「はっ……」
無残に転がる食い散らかされた死体。
その肉片に残る歯形は、まごうこと無き、悪鬼のもの。
それから5年後。
天涯孤独となったしのぶは、女忍者として転生した。
長く苦しい修行の果て、彼女は火水土風を操る術を身に付けた。
目指すは、悪鬼のドンがいる鬼居茶城。
血みどろの戦いの末、天守閣へ。
そして、ドンと対峙。
「こんな少女が……」
絶句するしのぶ。
だが、ドンの瞳に魅入られるしのぶ。
「ああ……なんて……ここちいいの」
※注意
本作品はAIを使用しています。