元々獣だった女
大昔、色々な種族が存在する世界で喋ることのできるけものがいた。
時に人の形に化け、他の種族の生活を覗いたり気ままにに生きていた。
獣はある日、やってきた正体不明の男と恋におち、交わりを続けていたのだが、やがて男は獣の元を去らなければならない日がやってきてしまう。
男が去って、獣は女の体と不老不死であろう体だけを残された。
それから獣は気ままに生き続け、いつの間にかその土地の神様と勘違いされるようになってしまうのだった。
今回は成人したばかりの二人の青年を同時に筆おろし。
そして、成人していたけれど、女付き合いのなかった長の弟を筆おろし。