二重人格少女と媚薬と夜の蔵
父親に性的虐○を受けたことで二重人格が発現し蔵の2階に引きこもってしまった少女。
彼女を救おうと母親は学生時代の知人で精神科の医師の青年に助けを求める。
夜になると出てくる少女の別人格は他界した少女の姉のものだった。
性に自由奔放な彼女に青年は翻弄され、密かに想いを寄せていた彼女の母親をも巻き込んで流されていく。
すべては生まれてくることができなかった少女の切ない思いから始まった。
生への渇望。
性への憧憬。
そして家族への想い。
それを知った青年は新たな決意を持って2人と向き合う決心をする。
表紙 カラー
本編 モノクロ58ページ+あとがき
合計 60ページ
登場人物
慎太郎
精神科医の傍ら不登校◯◯の居場所を作るボランティアをしている。学生時代からの利枝子の友人だが密かに彼女に想いを寄せている。
日向子
父親に性的虐○を受け、二重人格が発露。不登校となり蔵の2階に引きこもっている。慎太郎を慕い彼の前では明るく振る舞う。
小夜子
夜になると日向子と入れ替わる他界した日向子の姉の人格。
日向子とは対象的に性に奔放。
利枝子
日向子の母親。夫の日向子への性的虐○を知り離婚。日向子の不登校と小夜子の発現で慎太郎に助けを求める。
慎太郎とは不登校◯◯の農業体験などで普段から交流がある。