古典的怪談・伝承を女人の後門に託けて翻案した菊座異聞集続編。
此処に収拾せる柔毛もよだつ奇談異聞は古来より伝わる巷談珍談の類にして
断じて漫談は含まれず。例に拠りて話中が恐怖の主体は霊的現象に非ず、
無惨に変體せらるる女体の物質的変化及遷移にて、即ち女人が凛たるかんばせの
眼を剥き涙・洟・涎垂れ流す変容は妖しの福面の俄かに鬼面に変じたる如く、
縦横無尽の腸責めに伴う膨腹は蟠る蛟にさも似、将た常軌を逸した極大挿入にて
恥骨結合や仙腸関節の何処かへと消え失せる様相は恰も出没自在の亡魂の如し。
なれど一度其の正体見極めれば、何れも尊く美しき女体自身の所為には非ずして、
巷説の如く真に恐るべき巷間の人の肛姦肛接求むる邪心鄙猥が仕業也。
希わくば化物草紙の最後に現れ出ずる日輪の如く、女人が腹中の百鬼夜行の果てに花開きたる
目出度き肛肉の拡がりが、邪淫姦濫を退散せしめ倒錯的劣情を鎮撫する光明とならん事を。
***御品書***
釣瓶尻
底に孔の穿たれたる人面瓢の事
女房に変じた妖狐を本物の女房諸共尻穴詮議する事
轆轤首の変態療治
見越し入道の超絶大男根に尻を掘られた巫女の事
海女と尻毀し
いくじといふ海獣のいつ果つるともなく延々と女腸責め苛む事
肛門に挿入し抽送の都度黄金の出ずるが巨大化してゆく張方の事
天狗娘が頓智男に騙され消化器系周回貫通の生き地獄に叩き込まるる事
山姥が猛茸らの報復により尻を終焉せしめらるる事
鎧櫃の姫君
山の女神らが尻拡げ競べにて無謀極まりない山体挿入を行いたる顛末
CGは基本12枚、差分含め121枚+αを各々大小2サイズにて収録。
各話に解題を附す。