これは私と、彼女と彼女の恋。 聖園ミカと戒野ミサキ。二人の軌跡にして終着点が描かれる。
【瓶詰の■■】
トリニティでの禁固が解け、先生に感謝を告げるミカ。
先生はミカに話さなければならない事があると告げ、ミカと二人で逢う約束をする。
デートを楽しむ二人。だが、先生にはミカに隠していることがあり、そこで鉢合わせたのは――指名手配中のはずの戒野ミサキだった。
「証明しておきたかった。私はもう指名手配犯じゃないし、先生は――あなたの先生でもないことを」
先生を奪い、そうゆっくりと宣言するミサキ。
ミカの下した決断、そして二人の恋の行く末は―――。
「――夜は長いよ。言っても聞かないなら、私が解らせてあげる。……いくらでも。」
【最終編~それから~】
――私は向かい合っている。「世界を売った男」と。
瓶詰の物語は結実を迎え、そして「色彩の嚮導者」が姿を現す。もはや意志のみで立ち向かう先生。しかし、代償は確実にその躰を蝕み――破産の時期が、訪れる。
「まだだよ。プレナパテス。まだ、終わって、ない」
「…ん、先生は、いつも私達を、助けてくれていた。…過ちじゃない。仕方、無かったんだよ。」
【幕間 愛しき反抗】
あらすじ:その時期が迫りつつも、何とか不知火カヤの暴走を止めることに成功した先生。
先生は、カヤに『執行猶予』を告げる。
路頭に迷うカヤ。その彼女を待ち受ける『転機』の物語とは。
「お久しぶりです、シャーレの先生。……これがその光景を見ようとすらしなかった、あなたへの”復讐” ですよ。」
【転がる世界、君に朝が降る】
あらすじ:先生から”世界を売った者”のシッテムの箱を託されたコユキ。未来への不安を抱えながら、コユキは先生に託されたものを未来に残すために奔走することとなる。
「あなたが何処に行こうと、それが先生の為なら……!
地の果てでも追っかけて、私と一緒に反省部屋にぶち込みます!」
「……そんなエンディング、アリスは望みません」
「……アリスは、その望みを拒否します。……アリスは、まだ■■とゲームをしていません」