■ストーリー
『粉々に砕かれた魔王のしるしを再び手中に収め、真の力を取り戻せ』
かつて魔界の王として君臨し、天上に戦いを挑んだ魔王。
彼は天使たちとの死闘の末敗れ、その力の源である「しるし」を粉々に砕かれてしまった。
その「しるし」は天の軍勢の六天使により分割され、二度と目覚めることが無いよう管理されることとなったが、「しるし」のうちの一欠片だけはいずこかへと消失し、行き先不明となってしまった。
沙田龍牙(さた りゅうが)は、その行き先不明となった「しるしの欠片」から生まれた人間。
彼はあるとき過去の記憶を取り戻し、魔王として君臨していたことを思い出す。
そして再び天上に戦いを挑むため、奪われた力の源である「しるし」を取り戻そうと行動を開始するのだった。
登場キャラクター
【霊能少女】
●獅子塚 るしあ (CV:片倉ひな)
原画:熊虎たつみ
砕かれた魔王のしるしのうち、「傲慢(ルシファー)」から生まれた人格。
天使の祝福により真反対の「謙虚」の美徳を持っている。
神学校に通う若きシスター見習いであり、小さな頃から霊能力を持っている。
自らの力を人々のために使いたいと考えている献身的な心の持ち主であり、自らの欲望に対して 慎みを持っている。
気弱そうに見えるが芯の強いタイプ。
「そんなこと……主がお許しになりません」
【アイドル少女】
●八木 明日花 (CV:麻優莉)
原画:あかつきまお
砕かれた魔王のしるしのうち、「色欲(アスモデウス)」から生まれた人格。
天使の祝福により 真反対の「純潔」の美徳を持っている。
今をときめく人気アイドルであり、「みんなの妹」として愛されている国民的人気者。
素直で明るく元気で少し子供っぽい少女だが、恋に恋するお年頃でもあり、人知れず「色欲」も 抱いている。
「こんにちは! 八木明日花です! みんなはヤギアスって呼んでくれます!」
【探偵少女】
●熊谷 すず (CV:御苑生メイ)
原画:熊虎たつみ
砕かれた魔王のしるしのうち、「怠惰(ベルフェゴール)」から生まれた人格。
天使の祝福により真反対の「勤勉」の美徳を持っている。
天才探偵少女としてマスコミでも取り上げられる有能な探偵であり、大人でも舌を巻く頭脳の持ち主。
クールで少年めいた、ぼくっ娘。
ショートカットと理知的な瞳が魅力。
おっぱい小さめ背丈も小さめ。
「僕かい? 僕は熊谷すず。探偵さ」
【不良少女】
●烏羽 まもる (CV:櫻井ありす)
原画:あかつきまお
砕かれた魔王のしるしのうち、「強欲(マモン)」から生まれた人格。
天使の祝福により真反対の「寛容」の美徳を持っている。
斜に構えた普段の物言いと鋭い眼光のせいで「不良少女」とまわりには恐れられているが、実際には正義感が強く心優しいお人好しの少女。
喧嘩が強い。
スタイル抜群高身長の美人系。
潔癖症できれい好き。他人には基本的に触れられることを好まない。
るしあの幼なじみで、自分のせいでるしあの脚が不自由になり、記憶をなくしてしまったと責任感を覚えている。
負けず嫌いで諦めが悪い。
自分に素直になれない面倒な性格をしている。
「なんだよオマエ、俺になんか用かよ」
【武道少女】
●虎堂 恵留 (CV:おか梨衣菜)
原画:あかつきまお
砕かれた魔王のしるしのうち、「暴食(ベルゼブブ) 」から生まれた人格。
天使の祝福により真反対の「節制」の美徳を持っている。
禁欲で、自分に対してとても厳しい。
絶えず高みを目指している。
反面他者に対しては気安く、何かと親切。
祖父仕込みの刀の腕前は相当なもので、先祖はかつて『物の怪を退治した』と言われている高名な「サムライ」
「悪魔は滅ぼします。必ず。今すぐ。……ご覚悟を」
【悪魔っ娘】
●リヴァイアサン (CV:奥山歩)
原画:熊虎たつみ
砕かれた魔王のしるしのうち、「嫉妬」から生まれた人格。
彼女だけは天使の祝福を与えられず、悪徳を悪徳のままとして持っている。
享楽的で気まぐれであり、非常に嫉妬深い。
人の持っているものをすぐ欲しくなる性格。
沙田龍牙とは別に『魔王のしるし』を集め魔王として復活しようとしている『もう一人の魔王』。
「あー、なんかムカツク。殺しちゃおっか」
【魔王】
●沙田 龍牙
原画:熊虎たつみ
本作の主人公。
砕かれた魔王のしるしのうち、「憤怒(サタン)」から生まれた人格。
普通の高校生としてありきたりな人生を歩んでいたが、ある日過去の記憶を思い出し、魔王の主人格として目覚める。
一度は破れた天上の勢力を今度こそ倒すため、綿密な計画を持って力を取り戻すための行動を開始する。
「憤怒」と対を為す「忍耐」の特性も持ち合わせているため、大変我慢強く、野望を果たすため の苦労を厭わない。
「ふん……本当にしぶといな。殺すか」
【水先案内人】
●マキナ (CV:あかしゆき)
原画:あかつきまお
龍牙にたびたび話しかけてくる謎の存在。
「いいよ、そういうことなら……マキナさんが、思い出させてあげよう」