■ストーリー
「いっぱい出してくださいね、叔父さん♪」
宝くじに当選した俺――“大沢直哉”は大金を手に入れた。
しかし、喜んでいたのは初めの数ヶ月だけ。
小綺麗な広い家に一人、俺は金と孤独を持て余していた。
――彼女がほしい。イチャイチャしたい。
姪の“波木舞衣”が俺のもとを訪れたのはそんな時だった。
彼女がほしい俺と、お金がほしい姪。
お互いに得をする提案として、初めに誘ったのは俺の方だ。
だが、繰り返すごとにその立場は逆転し、今では誘ってくるのは彼女の方で、好意さえ感じている。
もしも快楽とお金だけの割り切った関係ではなく、複雑な感情の絡み合った二人になれるのだとしたら――。
まだ俺の人生には、明るい未来が待っているのかもしれない。
■登場キャラクター
●波木 舞衣
主人公【直哉】の姪。
人懐っこい性格で言葉遣いは丁寧。
彼氏を作ってもデートをしただけですぐに別れるので男性経験は皆無。
「叔父さん、もっといっぱい出してくれてもいいんですよ?」
●大佐和 直哉
主人公。
サラリーマン。
宝くじが当選し、夢のマイホームを購入するも、独り身の寂しさを募らせている。