■ストーリー
司朗と澪は、小さな頃からの幼馴染。
兄妹のように仲良く育ち、身体と心の成熟と共にお互いを異性として意識し、
恋人同士として青春を送り、そして卒業と共に結婚をした。
幼馴染、恋人、そして夫婦――
二人を表す関係は変わっていったが、友人たちはもちろん、お互いの両親までもが、
セットで考えてしまうほどに小さな頃からずっと仲が良かった。
本人たちもこの幸せな関係がずっと続けばいいと――ずっと続いていくと思っていた。
――そんなある時、澪が働く店に店長として巽がやってくる。
真面目で紳士的な巽に、澪は人としていい印象を持つ。
……しかし、その『好印象』はやがて別の色を帯び始めてしまう。
ずっと一人の男性だけを見て、気持ちを寄せてきた澪。
初めて感じる抗い難い心の揺れに、やがて――
■登場キャラクター
●水沼 澪 (CV:葉村夏緒)
大学には進学せず、卒業と共に司朗と結婚した若妻。
司朗とは同い年の幼馴染で、小さな頃から一緒に育つ。
関係が変わり、結婚して3年がたった今でも、非常に仲がいい。
明るく朗らか、献身的な性格で、夢を追いかける司朗を心身、そして経済的にも支えている。
●新石 巽
澪がパートとして働くスーパーに店長としてやってきた男性。
澪たちよりニつほど年上。
元々は親会社の本社勤務のエリートだが、現場を知るためにと、エリアマネージャーも兼ねて派遣されてきた。
性格は真面目で紳士的。組織人として、規則や倫理を大切にする。
たた堅物というわけではなく、ユーモアを理解する柔らかさもあり、
人のため、必要に応じて規則や倫理を曲げることも厭わない。
●水沼 司朗
澪の幼馴染で夫。
学生時代から絵を描くことが好きで、現在はフリーランスのイラストレーターとして活動している。
いつか自身の個展を開くことが夢だが、現在はお世辞にも知名度があるとは言えない状況。
そんな状況を妻である澪に申し訳ないと思っており、普通の職業について働こうかと考えることもあるが、
澪はむしろ続けて欲しいと言ってきており、その気持ちになんとか応えられるように努力している。