[propeller]蒼撃のイェーガー

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■ストーリー
いつの頃からか、この世界に滲み出るように現れるモノがいる。妖怪。魔物。悪魔。
乳飲み子を食らい、人を物言わぬ肉塊とさせるその『モノ』は、『鬼』とも呼ばれていた。

その鬼を、人知れず対峙してきた者たち、『退魔師』。彼らをサポートする組織、『ギルド』。
彼らの存在は決して表舞台に現れることはないが、
時の代表者すらも操り人形のように動かす、絶大な影響力を持っているという。

時は現在。都内で普通の学生を営む『坂上焔』。
彼は何者かに連れさらわれ、気がついた時、巨大なフェリーに乗せられていたのだった。
焔の前に現れたのは、態度の悪い男『加治前』と、退魔師を名乗る少女『舞』『アーニャ』『夏帆』の三人。
そして喋る刀『鬼取丸』。

あなたは私たちと同じ仲間なのだから、「鬼を殺す刀、鬼取丸」を持って、鬼を滅ぼせ。

戸惑う焔は、船で出会った純朴な少女『千鶴』の協力を得て脱出をはかるが、失敗。
そんな彼の前に現れたのは、本物の『鬼』だった。
巻き込まれるようにして始まった戦闘と、焔に共鳴する刀、鬼取丸。
『鬼退治』が終わる頃、焔は自分の運命が変わりつつあることに気が付くのだった。

辿り着いた沖合の島で、焔は退魔師の少女三人らと同じ寮に住み、同じ学園に通う事となる。
クラスメイトとなった『千鶴』の存在は、生活が激変した焔にとって何よりの良薬となった。
ギクシャクしながらも、少しずつ心を通じ合わせながら日々の生活を送っていく焔達。

平和な日常に慣れ始めた頃、千鶴が『鬼』に襲われる事件が発生する。
逃げまどう生徒たち、つい先ほどまでクラスメイトだった友達が、死体となり鬼に食らわれていく。
生き残るため、人々と仲間を護るため、愛する人を救うため。
焔たちの戦いの幕が開くのだった。

登場キャラクター

●坂上 焔 (CV:八神大輔)
そんじょそこらのどこにでもいる、ただの学生……の筈だった主人公。
ある日突然、『退魔師として活動せよ』と強○スカウト拉致監禁され、無理矢理戦いの渦に巻き込まれる。
感情豊かで表情豊か、思ったことはすぐに行動というお気楽な性格だが、照れ屋で素直になれない一面も。
喋る妖刀『鬼取丸』を使い、協力と喧嘩をしながら鬼を討伐する。
退魔師としての生活を送るため強○的に転校させられるが、わりと普通に生活をおくれている所を見ると、人並み以上の胆力を持っているようだ。

「強い弱いなんて関係ねぇ!ここで助けないでどうするんだっ!!」

●鬼取丸 (CV:野☆球)
焔が扱う日本刀。
いつの頃からかその刀には意志が宿り、人格を持つようになる。つまり妖刀。
頑固、真面目、堅物なその性格は、素材が金属で出来ているからか。
退魔師として経験のない焔を時には厳しく、場合によっては優しく、所によっては老賢者として指南し、サポートする。

「この俺を存分に扱え。仲間を守り、敵を斬り裂け!」

●小栗 千鶴 (CV:桐谷華)
舞台となる波多野島に住んでいる、背が小さく胸が大きい女の子。
いつもニコニコ明るく元気で一生懸命。
面倒見が良く、他人の悪口を言わない純粋な性格。
ただそれが故、人の言葉を信じやすく、鈍くさい所もあったりする。
みんなからいじられ愛されるちっちゃい巨乳である。
家でこっそり野良猫(名前:ポチ)を飼っている。

「ううんっ。焔くんに食べて欲しいの。食べてくれたら、私、すごく嬉しい!」

●藤原 舞 (CV:北見六花)
陰陽師の良家の出身で、退魔師として実力者。
ポニーテールをなびかせ戦う、大和撫子武芸者さん。
鬼と戦う時は御札を投げ十二神将を召喚して戦う。
鬼の攻撃から場を護るため御札を貼る事も仕事のひとつ。
攻撃から防御までそつなくこなすオールマイティプレイヤーである。
生まれのせいか真面目な性格で、必然的に皆から頼られる存在だが、時に『責任感が強すぎる』と感じさせる一面もある。
心優しくたおやかに、仲間たちが繰り広げるドタバタを見守っている、頼れるしっかりもののお姉さん。

「絶対に死んだりしちゃ駄目ですからね」

●アーニャ (CV:美月)
パツキン・ロシアン・退魔師さん。
「アーニャ」は愛称で、本名は「ニーナ・アレクセエヴナ・トルスタヤ」という長ったらしい名前を持つ。
プライドが高く、主人公に対しては基本、上から目線で話をする。
ただしその内容にツッコミ所は多い。
運動神経抜群、でもドジ。頭脳明晰、でもアホ。
明るく大らか、というよりは、大雑把な性格をしている。
主人公の焔とは犬猿の仲。
顔を合わせる度にケンカをしている。似たもの同士である。
素手の焔に対して躊躇無く愛銃を向けるところを見ると、ツンドラというよりクリュチェフスキー火山のような女の子。

「みんなは親しみを込めてアーニャって呼ぶけれど、あなたはだめ。呼ばせてあげない」

●森野 夏帆 (CV:青山ゆかり)
クールで感情表現に乏しく、他人との距離をしっかり保つタイプ。
ともすれば無愛想に見られる事もある。
ただし一匹狼というわけでもなく、退魔師としてそれなりに団体行動も取れ、それなりに皆と会話し、頼み事をされればそれなりに面倒見が良い。
性格は明るくもなく、暗くもなく、しいて言えば灰色。
ある意味、一番掴み所がない女の子でもある。
特異な形の武器を使い、クルクル回って戦うところから、運動能力はずば抜けて高い。

「あなたは私たちの仲間なのだから」

●加治前 鉄也 (CV:西尾まちや)
若かりし頃は退魔師として第一線で活躍していたが、能力が失われた今はサポートに撤するようになった。
無骨な外見で、見た目には頭よりも体を使っているイメージだが、話してみると思いのほか知的であることがわかる。
戦いの厳しさを知っているからか、言動は厳しく、まるで鬼軍曹。
波多野島には学園の教師として滞在している。

「現実を受け入れろ。退魔師としての運命をな」

●明院 美里 (CV:七ヶ瀬輪)
加治前と同じく元退魔師で現サポート要員。
いい年をしたしっかり者の女性だが、加治前に対してはまるで少女のような一面を見せる。
実は現役時代に加治前に命を助けられたことがあり、それ以来、心を熱いものを抱いている。
波多野島には医者として診療所を開き滞在している。

「ええ……でも……貴方は……鉄也さんは、変わらない……」

●針藤 椋丞 (CV:梅咲チャーリー)
波多野島にある研究所の職員。
飄々としていて、どことなく掴めない人物。
狐のような瞳の奥に、果たして何を秘めているのか。

「そう構えないでくださいよ。僕は皆さんに危害を加える存在じゃないですから」

●鬼
二本足で人型の昔話に出てくる「鬼」ではなく、姿形は肉塊、醜悪なモンスターに近い。
便宜上「鬼」と呼ぶが、意味合いとしては魑魅魍魎に近い。
知能はあまり高そうではないが、性格は凶暴で本能のみで行動する。
親もなく子もいない、様々な条件を満たした地域のみに発生し、最初は子犬ぐらいの大きさだが、人間以上の大きさまで成長する。
夜行性なのか、夜間に活動が活発になる。
いつから存在するのか、どうして発生するのかなど、生態についてはわかっていない。

「・・・・・」

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