■ストーリー
俺は、大学に通う為、近くの兄夫妻の家に居候している。
そんなある時、兄“空翔”が、数ヶ月の海外赴任する事になった。
そして、始まった兄嫁“凜瑚”さんとの2人暮らし。
それからしばらくしたある日の夕方。
「…………陸渡、くんっ」
物音がほとんどしない静かな家。
テレビの音すら聞こえてこない部屋に、凜瑚さんの声が聞こえた気がした。
どこか別の部屋から、名前を呼ばれたような……。
「……気のせいか?」
耳を澄ませてみたが、そんな声が聞こえて来ない。
もし凜瑚さんで俺に用があるのなら、もう一度呼ぶハズだ。
夕飯にはまだ早いので、この時間に呼ばれる理由がない。
きっと何か家事をしていて、物音がたまたまそう聞こえただけだろう。
これが仮に悲鳴の類だったら、さすがに様子を見に行くところだけど。
その時“凜瑚”は、火照った身体を静める為に、一人自慰をしていたのだった。
夫“空翔”との行為を想像していたのだが、やがてその姿は“陸渡”になり……
■登場キャラクター
●宇恵ノ原 凜瑚
28歳。
陸渡(主人公)の兄嫁。
夫は単身赴任で海外に行っている。
普段は清楚で優しいお姉さん。
「こんなになるなんて……随分と溜まっているのかしら?」