ストーリー
愛羽紗那(あいばさな)は明るく元気あふれる女子校生。
両親の都合で市立聖エトワール学園に転入してきた。
転入してきた初日、手続きで教師に呼ばれ、教室へと帰ってきた紗那は、席が隣になった神原愛衣(かんばらめい)が奏馬紅愛(そうまくれあ)にいじめられているのをみて、居ても立ってもいられず、その間に割り込む。
その後帰宅途中、公園での会話で紗那は愛衣がいじめられていたのは、半ば都市伝説化している伝説のゲーム機「エンジェルメイカー」のレア機種を持っていることが原因と知る。
しかも愛衣はそれを2つも持っていたのだった。
愛衣は友情の証として紗那にひとつを渡そうとする。
紗那はそんな大事なもの受け取れないと断るも、どうしても受け取って欲しいという愛衣の言葉や、年相応の興味本位な部分もあり、それを受け取る。
愛衣の説明を聞きながら、早速初期設定を行う紗那。
そのとき、二人のゲーム機から突然、育てている天使たちが立体映像のように出現。
「ボクらを守って、育てて、その代わりに、不思議な力、あげる」
その時、二人は突如として正体不明のまるで悪魔のような異形の怪物に襲われる。
二人は逃げようとするも愛衣は竦んでしまって、紗那に言われて踵を返すも足がもつれて倒れてしまう。
腸のような触手は、助けようとした紗那を弾き飛ばし、そのまま愛衣の足に絡みつき、引きずり始めた。
「愛衣ちゃんを助けられるなら、なんでもいいよ!」
紗那は藁にも縋る思いでエンジェルメイカーのボタンを押した。
登場キャラクター
●愛羽 紗那 (CV:今谷皆美)
原画担当:さいとうつかさ
私立エトワール学園に転入してきた1年生。
基本ポジティブ。友情に厚く、黙っていられない性格。
親友となった愛衣を守りたいという気持ちから魔法少女になることを決意。
ブロウアップ(変身)する。
天真爛漫で能力値に恵まれ、また、天使の力を最大限に発露させることができる「天性の器」をもっている。
文字通り友達のためならば「命をも投げ出すことを厭わない」少女。
だが、『本来ならば魔法少女になるべき存在ではなかった』少女である。
●神原 愛衣 (CV:奥山歩)
原画担当:森山しじみ
私立エトワール学園1年生。
基本ネガティブな性格。
友情には厚いが、引っ込み思案なこともあり、言葉にできず、行動もできず自分の中に溜め込んでしまうことが多い。
影も幸も薄そうな少女。
大人にとっては典型的「素直な良い子」で黒いロングウェーブヘアの持ち主。
紗那のことが実はかなり好き。(最初は友達として。後半には「恋愛対象」として。
自分でもそれは間違っているのではないかと思っていながらも止めることが出来ない。
状況によってはそれを敵に利用されてしまう。
そして、後にすでに「そもそも結婚すらできない身体になっている」ことを知り、紗那をそれに巻き込んだことに絶望する。
●奏馬 紅愛 (CV:櫻井ありす)
原画担当:さいとうつかさ
私立エトワール学園1年生。
愛衣のクラスメイト。
気性が激しく、怒りっぽい。
それまでは挨拶すら稀で会話することすらなかったのに、最近やたらと紗那と愛衣に絡んでくる。
どうやらなにか深い理由があるようなのだが……。